■ ID | 678 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 茶石綿、青石綿への光学顕微鏡法の適用 Application of Optical Microscopy to various Asbestos |
■ 著者 | 梅沢夏実
Natsumi Umezawa
埼玉県環境科学国際センター 米倉哲志 Tetsushi Yonekura 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第50回大気環境学会年会、平成21年9月18日 |
■ 抄録・要旨 | 今後新たな石綿を環境中へ放出させないことは、行政の重要な課題である。その一環として、特定粉じん排出等作業時に周辺大気中石綿濃度の測定が行われている。もしも石綿の飛散が確認された場合には直ちに作業を停止するなどの緊急対応が必要となることから、迅速な分析が要求される。しかし、既存の方法では茶石綿や青石綿の分析は時間が掛かり、実用的ではない。そこで、このような現場で利用することのできる迅速分析法を検討した。
環境省アスベストモニタリングマニュアルの光学顕微鏡法のトリアセチンの代わりに、測定対象石綿に類似した標準屈折液を用いて、新たな機器や習熟を要さずに実施可能な、位相差顕微鏡と生物顕微鏡の切り替えによる観察を行った。
茶石綿と青石綿について屈折率1.68及び1.70の屈折液を使用して観察したところ、いずれの場合も繊維径の太い石綿を除けば、同マニュアルによる白石綿の分析と同様に、茶石綿と青石綿を判別することができた。 |
■ キーワード | 石綿,茶石綿,青石綿,迅速分析法,位相差顕微鏡,生物顕微鏡 |
| 一覧に戻る |